友人に酪農って何?と聞かれたとき、私は畜産業のこの先の未来に行く先はあるのかと不安になりました。
私の解説で少しでも多くの方に知ってもらいたいと思い記事にしようと思いました!
ざっくりと説明して、ざっくりと知ってもらえたら嬉しいです。
本日の記事はこういう方におすすめです!
1.牛について興味がある方
2.ざっくりと酪農について知りたい方
Contents
そもそも、日本にどんな牛がいるの?
そもそも、牛って身近な動物じゃないから分からないよ!
牛乳をだしてくれている動物なのはわかるんだけどねぇ~
少し落ち着け、この俺様が直々に教えて進ぜよう!
なんだか変なニワトリがきたわねぇ
では、早速説明しよう!
日本にはざっくり分けると2種類の牛がいる。
それは、乳用牛と肉用牛だ!
そしてっ!さらに細かく分けるとっ・・・↓
〇肉用牛↓
の4種と!
〇黒毛和種:唯一、日本が畜産業で海外にアドバンテージがあり勝負できる品種だ!
だけど、世界的に見るとオーストラリア産の和牛の方が有名なのが現状・・・。
神戸ビーフ、近江牛、米沢牛、松坂牛と呼ばれているのは全部この種類だぜ!
各種類の肉質の特徴が知りたい人はここのサイトが丁寧で分かりやすいぜ!↓
(※画像をクリックするとサイトに飛べます。)
〇乳用牛↓
の5種だっ!
〇ホルスタイン種–乳用牛の代表的存在!原産地はオランダで起源はドイツだ!
とりあえず、この品種はめっちゃ乳が出るように改良されているからめっちゃ乳がでるんだ!
〇ジャージー種–バター作りならこの私に任せな!原産地はイギリス領海峡諸島であるジャージー島だ!ホルスタイン種よりは乳は出ないけど、牛乳内の脂肪球(脂肪の塊)が大きくて、バターが作りやすい構造をしてるんだ!
〇ブラウンスイス種–畑を耕すこととチーズ作りはお手の物!原産地はアメリカだ!
この牛は乳肉兼用種と言って乳用にも肉用にもなれる牛なんだ!そして、昔は役用といって、畑を耕すための器具を背負って引っ張っていたのもこの牛だよ!
他にも何種類か種類はあるんだが、ざっくり肉用と乳用合わせて9種類と覚えてくれ!
紹介した牛以外の写真は名前をクリックするとリンクに飛べるようになってるから、ぜひ!見てくれよな!
へぇ!ウシって奥が深そうだね!
でも、こんなに大きくて沢山食べそうだけど、何を食べているの?
いいねぇ!
興味がわいてきたな?ドンドン説明していくぜ!
牛って何を食べるの?あとどれくらい食べるの?
ウシの主食はざっくりいうと草だ!
色んな種類があるが、大抵の草はお前たちの身近にあるものばかりだぜ!
草は、大体一日に60kg食べるぜ!あと、乾燥と呼ばれる主に冬場の保存食になる草の場合は25~30kgくらいだな。
そして、水は一日に大体60L~120L飲むと言われているな!
ちなみに主食になる草にも様々な種類があるんだ!↓
- チモシー;イネ科
- オーチャードグラス;イネ科
- ペレ二アルライグラス;イネ科
- イタリアンライグラス;イネ科
- ケンタッキーブルーグラス;イネ科
- スーダングラス;イネ科
- 白クローバー;マメ科
- 赤クローバー;マメ科
- ルーサン(アルファルファ);マメ科
〇チモシー:ねこじゃらしと言えばこの草だ!よく人の鼻の穴にこれをつっこんで遊んだよな!え?遊んでない?
と、とりあえずこの草は、北海道の基幹草種(地域の代表の草)で、草質が柔らかくて食べやすいから牛に好まれるんだよ!
〇オーチャードグラス–道端でよく見かけると思う。この草も北海道の基幹草種として有名なんだ!この草の特徴はチモシーに劣らない栄養成分と成長速度にあるんだ!
〇白クローバー–この草もその辺でよく見かける草だな!よく公園で4つ葉のクローバーとかクローバーの冠とか作ったよな!
で、この草の特徴はタンパク質が多くてエネルギーにしやすいことにある。
さらに、こいつの根には根粒菌という窒素を捕まえといてくれる菌が住んでいるから土の中の環境も整えてくれるすごいやつ!
だけど、牛が食べすぎるとお腹壊してしまうから注意が必要だ!
代表的な草を紹介してきたが、気になった草があったら名前をクリックしてくれ!
ただ、牛は特にホルスタイン種に限っては草を食べているだけでは、牛乳を生産するパワーが足りない!
何故なら、牛は1Lの牛乳を生産するためには400Lもの血液が必要だからだ!
だから、ここからさらに+αして配合呼ばれる飼料を食べさせてあげるんだぜ!
牛って草を栄養にできるんだ!
すげーーーー!
だろ?補足として次は配合について説明していくぜ
配合とは?
配合とは、トウモロコシやペレット(乾燥させた草を細かくして棒状にしたもの)やヘイキューブ、糖蜜(乾燥した草を四角く加工したもの)などが適正に混合された飼料のことだ!
これは各畜産農家によって適正値が違うから、混ぜているものに違いがあるぜ。
そして、時にはお腹を壊してしまった牛やミネラル不足の牛には、乳酸菌やカルシウムなどが含まれた添加物をあげてコンディションを整えてあげるんだ!←これが一番難しい!
だから、飼育者は牛のコンディションを常に観察して適切な処置をしていくプロフェッショナルにならなければならないんだ!
ウシの性格は?
私のこと忘れているでしょう?
牛のことは少しわかったけど、大きくて狂暴なんじゃないの?
そんなことないさ!
では、その疑問にお答えしようか!
〇牛の大きさ
とりあえず、ホルスタイン種では体高が150~160cm、体長は160~170cmが平均と言われているな!
人の平均が男で170cm、女で160cmと言われているから、高さに関してはそんなに大きく感じないと思うぞ!
ただし、これはメスの平均の話であってオスはもっとデカいぞ!
そして、和牛と言われてる種類は、オスでもホルスタイン種より一回り以上小さいんだ!
ん?体高と体長って何かって?おっと!すまんすまん!これから説明していくぜ!
体高は蹄から背中までの高さ(赤線)
体長は前足から尻尾の付け根までの長さ(青線)
もっと詳しく知りたい人はこちらに飛んでくれ!懇切丁寧説明されててとても分かりやすいぞ!
〇牛の性格
牛は見た目の大きさに反しておとなしく、臆病だが好奇心には抗えない動物なんだ。
証拠として見てくれ↓
ん?なんだこいつ?怖いけど気になるなぁと言わんばかりについてくるだろう?
さらに懐くとこんな感じになるぞ↓
牛は目が横についているだろう?これは広い範囲と遠いものを見やすくするためにするためなんだ!
大体、自分の真後ろ以外は見ることができるぞ!
しかし、弱点がある近くのものが見づらいんだ。一応色覚はあるが人間ほど高度ではないから近くのものはこれでもか!ってくらいチェックする。
安全か安全じゃないかの最終的判断は舐めて攻撃してこないものだから、怖くてもとりあえず近づいて舐める!
それか、全く近づいてこないの2択になるから、仲良くなりたかったら黙って舐めさせて首をかいてやると快楽堕ちするからおすすめだ!
全力で説明しすぎたぜ。。。
とりあえず、今日はここまで!最後まで読んでくれてありがとな!
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